学会について
会長挨拶
日本語コミュニケーション学会発足にあたって
このたび、学術研究者、政府関係者、企業組織、地域社会が連携し、日本語コミュニケーション学会が発足することになりました。コミュニケ―ションを中心とした日本語教育の普及をはじめ、学習方法の確立、教材・評価指標の開発等、学会活動の拠点として取り組んで参ります。また海外の研究機関との提携により日本語コミュニケーション学会が国際的な活動を展開できる基盤ができたことを、学会設立のために努力された多くの同僚諸氏とともに、心より嬉しく思っています。
近年、加速化するグローバル化により国境を越えた人・モノ・情報の流動が活発になっています。また少子高齢化による労働人口の不足が顕著化し、外国人留学生・就労者・生活者をめぐる世界的な獲得競争が激しくなっています。日本もその例外ではなく、優秀な人材の確保のための新しい留学制度の設計や就業体系の見直し、ひいては日本社会の多文化共生の課題に直面しています。
文化背景が多様な人々と協働し、共に生きる社会を形成するためには、日本語の読み・書きだけではなく、聞く・話すといった日常のコミュニケーションを重視した学習指導や試験制度のさらなる向上が重要でしょう。そのために、志を同じくする国内外の研究者だけではなく、広く民間企業や公的機関がこれまで以上に緊密に交流する場を日本に設定することが必須です。このたび日本語コミュニケーション学会が発足したことは、この点において、きわめ大切なものと確信しています。
我々の眼前には、なお無限ともいえるグローバル化の可能性が待ち受けています。コミュニケーションを中心とした日本語教育の在り方を探究する諸氏、とくに、コロナ後の日本の将来を背負っていく人々の積極的な参加によって、日本語コミュニケーション学会が国際的に発信力のある学会に成長し、それとともに大きく発展していくことを心から願っています。
近年、加速化するグローバル化により国境を越えた人・モノ・情報の流動が活発になっています。また少子高齢化による労働人口の不足が顕著化し、外国人留学生・就労者・生活者をめぐる世界的な獲得競争が激しくなっています。日本もその例外ではなく、優秀な人材の確保のための新しい留学制度の設計や就業体系の見直し、ひいては日本社会の多文化共生の課題に直面しています。
文化背景が多様な人々と協働し、共に生きる社会を形成するためには、日本語の読み・書きだけではなく、聞く・話すといった日常のコミュニケーションを重視した学習指導や試験制度のさらなる向上が重要でしょう。そのために、志を同じくする国内外の研究者だけではなく、広く民間企業や公的機関がこれまで以上に緊密に交流する場を日本に設定することが必須です。このたび日本語コミュニケーション学会が発足したことは、この点において、きわめ大切なものと確信しています。
我々の眼前には、なお無限ともいえるグローバル化の可能性が待ち受けています。コミュニケーションを中心とした日本語教育の在り方を探究する諸氏、とくに、コロナ後の日本の将来を背負っていく人々の積極的な参加によって、日本語コミュニケーション学会が国際的に発信力のある学会に成長し、それとともに大きく発展していくことを心から願っています。
2021年4月
日本語コミュニケーション学会
会長 岡田 昭人